鍵が錆びたときの対処法 海沿いは塩害に注意!
目次
はじめに
三陸の海沿いは塩害に注意
鍵が錆びてしまったら
やってはいけない対処法
まとめ
はじめに
海沿いのお家は、潮風に乗ってやってくる塩によりいろいろなものが錆びやすくなります。この塩害は屋外にある金属物や車、自転車だけでなく、鍵にも影響を与えるので注意が必要です。
ここでは、鍵が錆びたときの対処法ややってはいけないことを紹介します。
三陸の海沿いは塩害に注意
海沿いに位置する三陸地域は海風が強く、塩を含んだ潮風や海水の土壌への侵入などにより、塩害のリスクが高くなります。塩害とは、海風によって海水中の塩分が風で運ばれ、建物の金属類が錆びたり、屋根や外壁の劣化が進んだりする現象です。
玄関の向きにもよりますが、潮風が流れてくる位置に鍵穴がある場合、塩害によって鍵が回らなくなってしまうこともあります。塩害による鍵穴の錆つきは、状況や天候次第では短期間で起こることもあるので注意してください。
鍵が錆びてしまったら
鍵が錆びてしまった場合、以下の手順で対処することができます。
1.錆を落とす
最初に、錆を落とすために鍵についた錆を取り除きます。錆びた箇所に研磨剤を含ませた布や研磨ペーパーを使用し、優しくこすって錆を取り除きます。このとき、鍵自体を傷つけないようにしましょう。
2.シリンダー内部の汚れを落とす
錆を取り除いた後は、鍵の動きをスムーズにするためにシリンダー内部をメンテナンスします。機械などを洗浄する速乾性のパーツクリーナーで、カギの滑りをよくするためにはパウダースプレー(ドライファストルブ、デイトナ鍵穴潤滑パウダースプレーなど)を注入するのがよいです。
3.鍵穴も清掃する
鍵が錆びている場合、鍵穴にも錆が付着していることがあります。鍵穴にも錆取り剤を使ったり、細いブラシや歯ブラシで軽くこすったりして清掃します。
4.定期的なメンテナンス
鍵が錆びやすい海沿いの場合は、定期的なメンテナンスが重要です。一般の住宅より鍵の交換時期は早いと考えられるため、カギが入りにくい、回しにくいと感じたら早めに取り換えることをおすすめします。
やってはいけない対処法
鍵が錆びてしまった場合、以下のような対処法を行うのはNGです。
・無理やりこじ開ける
鍵が回らないと、つい力ずくで回してしまうかもしれません。しかし、こじ開けたりすると、鍵の変形や破損のリスクがあります。鍵穴も損傷させてしまう可能性があるので、無理やり回してこじ開けるのは止めましょう。
・工具を使って錆を取る
金属削りなどの工具を使って鍵を削ると、形状が変わってしまいます。形状が変わると鍵が使えなくなってしまうので、工具を使うのはNGです。
・潤滑油を使う
クレ556のような潤滑油の使用は避けましょう。油を注入することで滑りがよくなり、ホコリもなくなったように思えますが、残っている潤滑油にチリ、ホコリ、砂が付き、故障の原因になることがあります。
まとめ
塩害がある地域の場合、自動車や自転車だけでなく、建物周辺のさまざまな金属に影響を及ぼします。鍵や鍵穴も錆びないように定期的にメンテナンスをしましょう。
それでも鍵のトラブルが起こってしまった場合は、綺麗に錆を取り除く技術を持つ、石巻をはじめ塩釜・登米・大崎・栗原・気仙沼で40年の実績がある「ロックセンター」にご相談ください。